2017年のプロ野球を振り返る5
(続き)
しかしジャイアンツは、
熊本県、鹿児島県、栃木県、岐阜県、群馬県、長野県と、地方球場で6試合を主催していました。
この6試合は、球場のキャパが小さいこともあって、すべて1万人台の動員だったようです。
対する阪神タイガースは、甲子園球場以外での主催試合は10試合中9試合が京セラドーム大阪で、1試合のみが岡山県で開催されたものでした。
これらの影響は確実に出てくると思います。
同じキャパシティの条件だったら、ほぼ同数と言えるのではないでしょうか。
また、ペナントレースで2位と頑張った阪神タイガースが前年比2.8%増、4位に沈んだジャイアンツは0.1%減と、チーム成績が動員に影響を与えたことは間違いないでしょう。
順位が上がれば上がるほど、観客動員数も伸びるのは心理的な面からも明らかなので、これによって阪神タイガースが有利だったといえます。
それを踏まえて、両チームのトータル観客数はほぼ互角だったということは、ジャイアンツファンがまだまだチームを見捨てていなかったと言えるのではないでしょうか。
それはすなわち、チームの動員力の地の力だと言えます。