WBC2017 ④

(続き)

そして今大会ではコロンビアとイスラエルが本戦初出場を果たしました。

コロンビアは、1次ラウンドであのカナダから勝利を挙げているだけでなく、アメリカとも接戦を演じるなど、着実に力をつけているところを世界を相手に見せつけました。
イスラエルは、ソウルでの1次ラウンド初戦で日本最大のライバル韓国に勝ちました。そのまま勢いに乗り、チャイニーズタイペイ、オランダにも勝利し、終わってみればなんと1位通過。2次ラウンドでも、スモールベースボールを強みとするあのキューバにコールド勝ちするなど、旋風を巻き起こしました。
また、1次ラウンドで敗退してしまいましたが、イタリアの躍進ぶりも目を見張るものがありました。イタリアは、第2次世界大戦後からサッカーと同じオープンシステム(トップリーグから下部リーグまでレベルによってカテゴリー分けされている)による国内リーグが整備されており、主力選手や国外から招いた”助っ人”に報酬を払うなど、早い時期からセミプロ化を進めてきました。その結果、クラブレベルでは欧州最強を誇るようになっていました。