WBC2017 ②

(続き)

第1回は、2006年、参加16カ国で始まりました。このときは予選や本選という区別はありませんでした。

 

そこから参加国が増え、予選が行なわれるようになったのは2013年の第3回大会からです。

この大会の前年2012年に予選が行われましたが、前大会の1次ラウンドで最下位に終わったチャイニーズタイペイ、カナダ、パナマ南アフリカの4カ国に加え、ニカラグア、コロンビア、ブラジル、フィリピン、タイ、イギリス、スペイン、フランス、ドイツ、チェコニュージーランドイスラエルが参加しました。

 

正直なところ、野球の世界ではほとんど名前を聞かない国々でした。

 

そんな中、大健闘したのがブラジルです。予選では、幾多のメジャーリーガーを輩出しているパナマ、国内にプロリーグを持つニカラグアやコロンビアと同じ「死の組」で戦うことになりました。この組み合わせが発表されたとき、大方の予想は、最下位はブラジルで確定で、他の3ヶ国で席を奪い合う構図になるだろう、です。少なくとも、僕や、僕の周りの野球好きの考えはそうでした。